過去に開催した講座(2017年3月)
3月25日(土)(13:00 - 18:30 休憩含む)
テーマ「心理と占星術」
講義:伊泉龍一、鏡リュウジ、いけだ笑み
4人でのコラボトークショー & 質疑応答
3月26日(日)(13:00 - 18:30 休憩含む)
テーマ「心理とタロット」
講義:伊泉龍一、鏡リュウジ、かげした真由子
4人でのコラボトークショー & 質疑応答
※各所要時間は、現在の予定です。多少変更になる場合がありますのでご了承ください。
4名の講師の講義内容とプロフィール
伊泉 龍一
占い・精神世界研究家。数々の有名占い師を教え育てている占い界の第一人者。
タロット・占星術・ヌメロロジー(数秘術)・手相術・ルーンなど、世界中のあらゆる占術に精通している。特にタロットにおいては占術だけでなく歴史や図像学にも造詣が深く、数々の著書・訳書を出版し、複数のPC・携帯サイトも監修している。
プロ・アマ問わず幅広い世代から支持を受け、これまで教えた生徒の数はのべ1万人を超える。
著書『タロット大全 歴史から図像まで』、訳書『シークレット・オブ・ザ・タロット 世界で最も有名なタロットの謎と真実』『占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで』など多数。
<占星術>
現代占星術と神智学 ――アラン・レオからディーン・ルディヤへ
現代の西洋占星術のひとつの大きな流れは、「未来を予言する」という意味での「占い」を超えて、その可能性を心理学的な領域にまで広げていっています。では、そうした意味での占星術は、いったいどこから来たものなのでしょうか? 本セミナーでは、その由来を求めて現代占星術の父ともいうべき占星術家アラン・レオ(1860-1917)という人物に、まずは光を当ててみます。実際、現代のわたしたちが知っていた占星術におけるホロスコープの解釈の方法の基礎の多くは、アラン・レオの占星術に端を発しています。「エソテリック占星術」と自ら呼んだ彼の占星術は、長きに渡って続いてきた占星術の伝統へと完全に背を向け、19世紀末のオカルティズムの世界の中で、もっとも大きな影響力を持っていた人物の一人であるヘレナ・P・ブラヴァツキー(1831-1891)の神智学の教義と占星術の象徴体系を一致させる努力の中で誕生したものです。また、それは後のディーン・ルディヤの「ヒューマニスティック占星術」や「トランスパーソナル占星術」とも呼ばれる心理学化された占星術へと続いていく最初の動因とも言えるものとなりました。本講座では、「予言としての占い」に異議を唱えた現代占星術の誕生の原点にあえて立ち返ることで、その思想や理論の持つ意味を改めて見直してみたいと思います。
<タロット>
タロットの進化と変容 ――20世紀後半のタロットと心理学
今日、タロット・カードは「占い」のツールとして広く一般に知られています。しかしながら、その歴史の中でタロットは、近代のオカルティズムやエソテリシズムなどと結びつきながら、様々な「進化」ないしは「変容」を遂げてきました。
そして、20世紀後半になると、ついにタロットは「心理学化」とも言うべき変容を遂げ、従来の「占い」のツールとしての枠組みを超えるものへと、その姿を変えることになりました。その際に、タロットへともっとも大きな影響を及ぼすものとなったのが、ユング心理学、人間性心理学、トランスパーソナル心理学などの人間の心理学的な成長モデルの図式です。
特にトランスパーソナル心理学の「個」から「超個」へと至る人間の意識の変容の過程は、「大アルカナ」と呼ばれる22枚のカードの連続を、ひとつのゴールへと向かう「物語」として解釈するための背景となる枠組みとして用いられるようにもなっていきました。それによって実際のタロット・リーディングも、単に外的な出来事を予言するという意味での「占い」から離れ、むしろ外的出来事への反応を決定づけてしまっている「無意識」の思考や感情へと目を向けていくためのツールへと変わっていきました。
今回はタロットが心理学化されていった1970年代から80年代の時代背景を概観し、そこで当時の「ニューエイジ心理学」とタロットが、具体的にどのように結びけられていったのかを見ていきます。
鏡リュウジ
心理占星術研究家・翻訳家。京都生まれ。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会、英国職業占星術協会会員・日本トランスパーソナル学会理事・平安女学院大学客員教授・京都文教大学客員教授・趣味は料理と古書蒐集。好きなものは赤ワインと肉、イギリス。
心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介することによって、占いマニア以外の人にも幅広くアピールすることに成功。占星術の第一人者としての地位を確たるものとし、一般女性誌の占い特集では欠くことのできない存在となる。また、大学で教鞭をとるなど、アカデミックな世界での占星術の紹介にも積極的。
著書は、2002年刊行『魔法の杖』シリーズが100万部突破のベストセラーに。
ユング派心理学者の著書翻訳など硬派なものから、占い実用本『はじめてのタロット』まで幅広く出版している。著書訳書あわせて100冊以上。直木賞作家角田光代氏とのコラボなど、異色な本も。
<占星術>
内なる星、外なる星。 現代心理学と占星術
19世紀後半から占星術は神智学、そして深層心理学と歩調を合わせるように
内面化されていった経緯があります。
とりわけユング心理学の影響は甚大でした。
心理学者ユングがどのように占星術に接していったのか、
またユング心理学の影響を受けた占星術はどのように変容したのか、
ユングの内的ヴィジョンの記録である「赤の書」などを参照しつつ見て行きたいと思います。
また、ユング派のユニークな心理学者であったジェイムズ ヒルマンや
トランスパーソナル心理学者の騎手であったスタニスラフ グロフらが
どのように占星術を扱ったのかについても触れようと考えます。
<タロット>
内なる旅、外なる旅。現代のタロット道
タロットも占星術と同じく、
20世紀においては大きく内面化されていった経緯があります。
ユングは占星術や易ほどではないにしても
タロットに関心をもっていました。
また現代の神話研究に大きく影響を及ぼしたジョセフ キャンベルもまた
タロットに関心を寄せました。
内的な個人神話としてのタロットについてみていくことにしましょう。
と同時に、タロットには単にこころの問題を超えて
社会のなかでの価値観の転換を促す社会運動としての側面も強くもっています。
こころと社会をつなぐフェミニズムなど問題定義としてのタロットの側面にも
注目してみましょう。
いけだ笑み
占星術のシンボルには物心ついたころから親しみを持つ。
シンボルに対して抜群の記憶力を発揮し、知り合いの名前や顔より先にサインを把握していました。
幼年期に母国語から離れ、異国語圏で生活した経験から、シンボルや色などの感覚的情報から物事を認識する癖がついたのだと思います。この癖が占いという道を選んでからは長所に転じました。
著書『基本の「き」目からウロコの占星術入門』『続・基本の「き」目からウロコの占星術入門』、『ホラリー占星術』『スグヨミフレンドリータロット』。
<占星術>
「古代の宇宙モデル」
~天動説と地動説~世界を計るための二つのモノサシ。
わたしにとって、占星術や古代のシンボリズムを学ぶことは「科学的な視点」によって傷ついた魂が癒されるプロセスでした。占星術は天動説で構築された体系です。占星術における宇宙はどのような構造をしているのかを図解しながら、近代科学ではそれが何を指しているのかを対比しながら、私たちはどのような関係を宇宙と結びたいのかを考えてみましょう。
かげした真由子
同志社女子大学(音楽学専攻)卒業後、サウンドクリエイター職に就きながらも、1995年より独学でタロット占い師になり、二足のわらじを履く。鑑定を積んでいく中で「悩みを生む心の構造」「真の問題解決に至るタロット」にこだわりを持ち始め、心理セラピストとなる。
2008年フリーになった後、それらの経験を統合し、現在は本人のリソースを引き出し、未来を創造する心理タロットセッションを実施、講師としてメソッドを伝えている。(卒業生は500名)現在は講師業他、占い店プロデュースも手がける。
2017年春「占い(師)の活用」をテーマとした本を出版予定。
(社)日本プロセラピスト養成協会認定:心理セラピスト・(社)日本性愛セラピスト協会:理事
<タロット>
タロットに『聴く』ための心の視点
タロットリーディングにおいて、読み手が違えば、相談者に与える影響も変わります。同じ解説書をベースにしていてもこの現象は起こります。その多様性事体は問題ではありませんが、それによって相談者に与える影響に良し悪しが出てしまうのは課題といえるでしょう。そこで今回は、タロットの読み手から発せられる「その答え」は一体どこから来ていて、相談者の心理や現実にどう関連しているのか考察していきます。
更に、タロットを読み解く際、どの様な心理的な視点、世界観を持てば「人生のヌケミチ」に繋がるメッセージをタロットに聴くことができるのか?をご提案していきます。改めてタロットが持つ可能性と魅力にせまっていきましょう。
心斎橋駅徒歩2分。2016年8月にリニューアルしたばかりの会場です。
募集要項
【講座名】
コラボセミナー「心理と占い」3/25(土)・26(日)@大阪
【日程】
3/25(土) 13:00 - 18:30(予定)
3/26(日) 13:00 - 18:30(予定)
【開催地】
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋(大阪市営地下鉄御堂筋線 心斎橋駅 3番出口 徒歩2分)
【ご入金】
事前のお振込みをもちまして、正式お申込み完了とさせていただきます。
●参加費用
37,000円(税込)
講座後懇親会参加ご希望の方:+5,000円 = 42,000円(税込)
●お振込み先
メールにてご連絡させていただきます。
●キャンセルポリシー ☆必ずお読みください☆
ご入金後のキャンセルに関しましては、下記内容にて承ります。
・2/10(金)までのご連絡:ご入金額から振込手数料(三菱東京UFJ銀行より)を引いた金額をご返金します。
・2/24(金)までのご連絡:ご入金額の30%とお振込手数料(三菱東京UFJ銀行より)を引いた金額をご返金します。
・3/10(金)までのご連絡:ご入金額の50%とお振込手数料(三菱東京UFJ銀行より)を引いた金額をご返金します。
・3/11(土)以降:いかなる場合もご返金致しかねますので、ご了承ください。
・懇親会のみのキャンセルは、講座前日までにご連絡ください。講座当日現金にてご返金します。
【お問合せ】
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