こんにちは、exis academyのスピカです。
前回の終わりに、
「次からは、各先生のご紹介を綴ってまいります。」と書かせていただきましたが、
すみません、その前に1記事挟ませていただきます。
今回のイベントのタイトル、
コラボセミナー「心理と占い」
ですが、
ずっと、
もうちょっとキャッチーというか、内容がわかるようにというか、
魅力的にできないかなと考えてはいたのです。
でも、ここまでの記事のように、
4名の講師の先生にお会いするまでにずいぶん時間が掛かっており、
全体像と、各講義をどうするかは、つい最近やっと固まってきたという感じでして、
また、わたし個人的にも、
昨年10月・11月の講座初主催に続き、
12月には行ったことがない金沢での講座主催ということで、
3月はまだ先のことに思えて、じっくり考えられなかったのですね。
それが、このところ各先生の講義内容の調整をしたり、
このブログに書きたいことをまとめている中で、
今日ふとコピーが思いつきまして、
このAmebaOwndのサイトとFacebookイベントページの画像に入れてみました。
それが今回のタイトル、
「先生、いまわたしたちが触れている占いって、そもそもどういうものでしょう?」
です。
4人の先生が集まるまで、その1。「伊泉先生とかげした真由子先生」
に書かせていただきました通り、
当初は伊泉龍一先生とまゆちん(かげした真由子)先生、
お2人のコラボの予定だったのですね。
わたしはまゆちん先生の、タロット占いを通した心の姿勢が好きですので、
「こころ」と「占い」をテーマにしたいと考えました。
3人目に参加ご了承いただきました鏡リュウジ先生も、心理占星術にお詳しいですし、
現代の占いは「こころ」と切り離して語れないですから、
そのまま踏襲することにしました。
で、「心理と占い」をテーマに、各先生に講義内容をいただいているのですが、
伊泉先生と鏡先生は、歴史と当時の重要人物寄り(タロット&占星術)、
まゆちん先生は現場での経験寄り(タロット)、
いけだ笑み先生はまだ検討中ですが、理論寄り(占星術)になりそうです。
「心理と占い」というひとつのテーマながら、
各先生いろいろな切り口で講義してくださるのでとても楽しみでありつつ、
これらを受講された方々が、2日間を通して、何を刺激され、何を持ち帰れるのか?
このコラボセミナーを通しての基盤となる意義は何なのか、
それを簡潔なことばでまとめ、サブタイトルとして入れたいと考えたのです。
結果、
「先生、いまわたしたちが触れている占いって、そもそもどういうものでしょう?」
と、全然簡潔じゃないわけですが。(笑)
このコピーに込めた思いは、こんな感じです。
わたしたちは普段、あるレベルの意識に留まって、
物事に触れていることが多いと思うのです。
例えば、ものすごく身近なことでいえば、
「お醤油」「お味噌」「お酒」といったものについて、
その製造方法を知らないとしても、躊躇なく体内に入れることができます。
「シャンプー」「食器用洗剤」「洗濯用洗剤」「洗顔料」といったものについて、
成分の違いはわからなくても、パッケージに書かれた用途通りに使用します。
でもそれらのものに対して、
自分が留まっていたより一段階、レベルの違う詳細情報を知ったとき、
「そうなんだー!」と、新鮮な驚きを受けたり、
その後その物に接するとき、以前より意識的になったりすることがありますよね。
ワインに興味がない人には、「ワイン」は「ワイン」でしかないですが、
ワインを知りたくなって知っていく人は、品種、産地、作り手、収穫年と、
情報が細くなっていきます。
であれば、「占い」は?
個人的なお話をさせていただきますと、
わたしは伊泉先生の講座を受けるまで、
タロットの歴史も、占星術の歴史も知りませんでした。
近代占星術の父といわれるアラン・レオという人が
どのような背景を持ち、どのような思想で近代占星術を体系立てたのか、
そしてそれは当時、または後の時代の人に
どのような影響を与え、どのような評価を受けてきて、
「いま」わたしがたちが触れている占いになるまでに、
西洋占星術はどのような道を辿ってきたのか、
占術のテクニックや解釈方法だけではなく、そもそもの成り立ちを知ることは、
いまわたしたちが触れて扱っている占いに対して、
もっと意識的、自覚的になることだと思うのです。
またまゆちん先生に関しましては、歴史とは全く違う軸で語っていただきますが、
それも同じように
「いまわたしたちが触れている占いって、そもそも何でしょう?」
に結びつけることができると考えています。
それはまゆちん先生が、ずっと、
「占いの可能性」について、熱く発信されていることが軸になるからです。
歴史よりずっと主観的な視点にはなりますが、
20年以上の現場経験を踏まえて導き出されたことであり、
主催者であるわたしが、その発信にとても共感するからです。
いけだ先生のご案内文はこれからですが、
お打合せでわたしの意図をお伝えした際の感触から、
きっと理論的かつロマンチックな講座になるのではないかと思います。
そしてですね。
持ち帰っていただけるものって、4名の先生たちから得る知識だけじゃないと思うのですよ。
別の言い方をすれば、この講義を聞いたからといって、
「占いとは何か?」の答えなんて出ないと思います。
それでも、
何かしら、さらなる意識を開くきっかけにはなるのではないかと、期待しているのです。
歴史の講義を聞いて、近代ではない、伝統占星術を勉強したくなるかも知れませんし、
まゆちん先生の講義を聞いて、共感しても、違うと思っても、
「わたしはこうしよう」と思いが強まるかも知れません。
勉強したり、お仕事にしている「占い」というものについて、改めて、
「いま触れているこれって何なのか?
あらためて、わたしはこれをどう扱っていこうか?」
と、考えていただくきっかけになったら、大変に嬉しいなと思うのです。
と、ここまで書いてきまして、
まだ初学の域を抜けていないわたしが、
とんでもなく生意気なことを書いている気がしてきましたが、
込めた思いはそんなところです。
ストーリーを知ると、愛着が湧くじゃないですか。
店頭で何気なくセーターを手に取ったとき、店員さんが
「それ、フランスの田舎のおばあさんが手編みしたセーターなんです。」
と話してくれたら、そのセーターに対する思いが変わりますよね。
ワインを買うとき、店員さんが
「このワインはその昔、あまりにも美味しすぎて盗み飲みをする人が絶えなかったため、
『この蔵には悪魔が棲んでいる』と噂を流して、ワインを守ったそうです
(「カッシェロ・デル・ディアブロ」のお話ですが)」
と言われたら、そのワインを飲みながら、当時に思いを馳せますよね。
自分よりずっと長く現場を経験してきた方が語る体験談や、その視点には、
思い掛けない気づきがあるかも知れません。
そんなことを持ち帰っていただける2日間にできたらと、本気で願っております。
取り留めのない文章ですみません。
どうお伝えしたらいいかなと、他の表現もいろいろ考えたのですが、
それはまた次のタイミングで。
さて、次回から、各先生のご紹介をさせていただきます!
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